高野山へ。奥の院で御守りを。 |
本当に・・・
・・・行ってよかった、と思える場所でした
根本大塔の中は華やかな曼陀羅の世界が
目の前に広がっていて、
空間を占める大きな朱色の柱に、
金剛界四仏様に囲まれた大日如来の圧倒的な存在感に、
すごい、すごい。
日本の宗教美術ってやっぱりすごいじゃないか~っと
改めて感激。
敷地が広く、たくさんの御堂があるため、
事前に的を絞っていたけど、
「愛染堂」は必須でしょ、と(笑)
ガイド本には「煩悩と愛欲を向上心に変えます」と。(^o^;)
弘法大師が生きながら仏になった霊廟、
奥の院へと通じる道は
樹齢何千年は経つと思われる杉の大木と
お墓が四方に密集され
中をどんどんどんどん歩いていくと、
あまり何も感じない(?)私でさえ
外界とは隔たられ、大きな結界の中にすっぽりと入って
心が洗われるような不思議な気持ちに。
いろいろ無知なのだけど^^;)
高野山の町は隅から隅まで整理が行き届いていて
清潔で綺麗なのに、
奥の院のお墓はそのまんま。
倒れたままの墓石。生えたままの草。
苔に覆われ。
何か自然に還ろうとしているような。
あるがままに、朽ちていく姿がなんとも言えず、
ただ「ココ、すごいな~」と言うしかないボキャブラリーの乏しさ^^;)
人の一生なんて、本当にちっぽけなんだと思わされる。
行き着いた奥の院で御守りを
*****
般若心経というつながりで
曹洞宗の良寛さんの言葉が詰まった一冊。
良寛さんの俳句や言葉が好きで
般若心経の部分はサラッとしか読んでいなかったけど、
今回の旅で少しだけ、
もっと心して読んでみようと思う。
2年前に母の日のプレゼントとして義母に同じ本を渡し、
病気になった義父も繰り返し読んでいるという。
いっぱいいっぱい大切なことが詰まっているんだな、と。
かなり歩いた一日で、疲れて
途中座りたいがために寄ったお店の鯖の押しずしが
とても美味しかった^^
福岡へ帰省するお土産などを選んでいると
何やらそそくさと・・・
酒っすか!?