虹の橋で会うルナのこと |
と先日書いたものの、
ご飯が食べれなくなっては点滴に通い
利尿剤、腎臓の注射・・・
お医者さんからもう皮膚が針を刺すのに耐えられなくなるかも、
と宣告を受け、その2日後に天国へと旅立って行きました。
人間のエゴでごめんね、といつも思っていましたが、
一時も長く一緒にいたかったし、
ルナもその思いに応えて、ぎりぎりまで一緒にいてくれました。
寝たきりになっても、澄んで目でお話を聞いてくれていました。
安らかな顔を見た時、やっと楽になったんだね、
もう嫌いなお医者さんに通わなくてもいいんだよ、と。
シエロの突然の死にうつ病になりそうになったのを見ていたからか、
沢山の、たくさんのお別れに向けての時間を作ってくれました。
ご飯を食べては痰が絡み、水を飲んではむせて、
体重は1.5キロに減り、
でもその姿が愛おしくて愛おしくて、
最後まで写真や動画を撮っていました。
それを含めて宝物です。大好きなルナの姿です。
元来人間大好きで、むしろ犬嫌いで苦労したほど^^;
レッスンで人が来ると、目も見えなく鼻も悪いのに、
喜んで側に寄って行ってはコツン、コツンとあたります。
皆さん、ヨシヨシ、と温かく迎え入れてくれてありがとうございます。
可愛がってくれてありがとうございます。
寒がりになって震えていて、
細くなった身体に服をぐるぐる巻いていました。
翌日の晴れた日にお葬式をあげました。
翌日からグンと寒くなり、
ルナはこの日を選んで逝ったのかな
不思議だったのは、昔から、深夜アトリエで書き物をしていると、
ベットからルナがトコトコとやってきて、
ドアのところからじっと見つめます。
もう少ししたら寝るから、先に寝ててね、と言うと
またトコトコとお布団の中に入っていきます。
前夜、もう3歩しか歩けなくなっていたのに、
深夜にレッスンのサンプルを書いていると、トコトコ・・・と。
えっ!?と振り向くと、
ルナがヨロヨロと歩いてきてくれていました。
こんなに元気になったの!?と、抱きかかえて、ギュッ、ギュッっと。
こんなに強く抱きしめたのは子犬の時以来かも。
今思えば、最後に元気な姿を見せてくれたのかもしれない・・・
お別れの挨拶、旅立つ挨拶をしにきてくれたのかもしれません。
シエロ君が天国へ旅立った頃から、
趣味でのんびり続けていたカリグラフィーがにわかに忙しくなりました。
ぽっかり穴が開くのを想定して、
この子達が他に情熱を注ぐために仕向けさせてくれたのかもしれません。
何もしていないとつい悲しみに襲われる、その時間を与えないよう、
年末に向けてスケジュールをいっぱい入れてくれたのかな。
ルナがあれだけ頑張って生き抜いたのだから、
私も頑張ろう。
その時は駆けてきてくれるかな。
リリーとダーツとシエロとルナと。
また会えるよう、私は現世をもう少し頑張って生きようと思う。